前書き&設定

 当シリーズは短編連作形式ですが、背景として匂わせつつ実際に小説としては書いていない場面が多々あります。と、言いますか初めの話が思い切り途中から始まります。
 ずばり「なんか萌えが沸騰していろいろ背景を考えたはいいけどこれ全部書いてると木日登場まで5年かかるな……」ということになってしまったためでして、物書きとしてちょっと情けないのですが、エピソード切り出し型の作品といたしました。とはいえ話ごとに起承転結は付けておりますので、尻切れトンボ感はないと思います。

 以下、シリーズ中に登場する造語、当話に至るまでの簡単なあらすじです。
 本文で逐次フォローできていない部分がございますので、よろしければざっと目を通して頂いたうえで本編をお読みください。
 あらすじに「あれ、いなくね?」という人物はその時点で実際にいません。詳細は本編にて!


■造語

神:
 いわゆる日本的土着神。↓の宿り者との区別のために「真(まこと)の神」とも。
 ⇒「キセキ」を除くバスケ部メンバー

宿り者:
 先天的、あるいは後天的に神の力を宿す人。力の大きさはピンキリで、強い者になると真の神の力さえ凌駕する場合があり、体質も近くなる。ただし、真の神と異なり自然の理に縛られないため、暴走すると自分自身、世界そのものを破壊し得る。
 ⇒黒子を含む「キセキ」、火神

神体:
 獣、植物、器物などの、神や宿り者が有するもうひとつの姿。基本的には自分の意思で全体/部分的に顕現することができる。ぶっちゃけケモミミが書きたかっただけである。


■ざっくりあらすじ

 火神、幼少時みなし子として人買いに売られそうになっていたところを交易商に助けられ、ともに外国へ。カタコトになる。
  ↓
 十数年後、帰国。なんだかわからないうちに襲われる。黒子と出会う。神の力が暴走して人間ではないことが発覚。鎮神の力を持つ黒子に鎮めてもらって事なきを得る。共に旅に出る。
  ↓
 各地で事件に巻き込まれ(または黒子の因縁に付き合い)、色々解決する。神・人・妖魔の騒乱にかかわり、二人で戦いを終わらせることを決意する。
  ↓
 力は強くなるが制御も利きづらくなりトラブルが増える中、旅法師(実は狗神)の笠松に誠凛地方に火神の力に合った龍穴があることを教えられる。知り合いの日向にそこで修練の面倒を見てくれるよう紹介してもらう。
  ↓
 誠凛着。神域の森に住む日向・伊月・水戸部・小金井・土田の五名と出会い、修練開始。一か月しごかれ中。やっと感じ掴んだかも? ←イマココ!


 長々と申し訳ございません。以上の要素を踏まえて、大丈夫そうでしたら本編へどうぞ!


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