四次元殺法コンビの「顔」の話

(2016.5.3 ピクログよりサルベージ)

 誰が見てもイケメンなペンタゴン氏と誰が見てもオトコマエなブラックホール氏ですが、あの世界(というかあの一族)の顔面偏差値的にあえてどっち、と言えばやっぱりペンタゴンのほうが上の認識なのだろうと予想します。公式モテ男だし。ブラックさんもそのへんは素直に認めてて仲間に「あいつ顔はいいからな」とか言って微妙な反応をされてるといい。
 小説中にも書き散らしたけどあの顔でもお互いの表情なんて手に取るようにわかるんだろうと思うと萌えがノンストップ。特にブラックさんはしょっちゅう「何考えてるかわかりづらい」とか言われてそうなので、こいつといると余計な説明が要らないからラクでいい、なんて思ってたら萌えがうなぎ登り。逆の面倒も付随しそうだけども。
 このコンビでカプものを書こうと思うとなんといっても「キスできない」が大きな障害……というのはあくまで口がある種族ゆえの視点で、当人同士はそもそもそういう行為の概念自体持ってないわけだから実際は特に気にかけることもない気がする。ローティーン時代のペンタとかそのへんが原因で人間の女の子にフラれてたりするかも。
 とは言え絵師さんが描かれる二人の疑似キスは好きです。額にちょっと触れてるぐらいの可愛らしい画も大好きだしブラックさんの穴にペンタが顔突っ込んでるぐらいの勢いの画も大好きです。唇でのキスの概念はなくても、お互い重要な武器を顔に持ってるわけだから、額なり頬なりを無防備に寄せるのは信頼と親愛の証だと思うんだ。
 とか言いつつブラックさんは必要があれば勝手にクロノスチェンジ使いそう。あれ自分の意志がなくても使えるって正直危ないよな……修行したらそのへん克服できるのかな。

 ペンタの☆以上に異質なブラックさんの●は今となってはもう魅力しか感じないんだけど、新章のロケーションムーブの下りはさすがに面白映像だった。宇宙の果ての四次元空間に繋がる顔面の穴に入れと言われてすぐに応じるのは相当の勇気を要するのでは……。バネさんたちもあの時点では既に慣れてるんだとしても、最初に「ちょっと入ってみ」て言われた時は渋い反応したと思う。多分じゃんけんで負けたステカセあたりが実験台として突っ込まれてると思う。
 顔とは関係ないけどステカセへのバックチョークにしろバッファローマンへの出迎えアッパーにしろアトランティス修行時のハイキックにしろスニゲーター教官の回想中のドロップキックにしろ、どれも若干ツッコミどころのあるシーンなのに、ブラックさんの攻撃姿勢がいちいちやたらにきちんとしてるから逆にトンデモ度が増して読むたびおかしくて仕方ないです……好き……

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